こんにちは!
足から元気とキレイをつくる。
健美統合(けんびとうごう)コンシェルジュの
川村 建代です。

台湾式足もみ(官足法)・健康体操、骨盤底筋トレーニング、望診からの食事指導を融合し、一人ひとりに寄り添うトータルケアでご提供しています。
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少しでも漢方に興味を持っていただけたら嬉しいです。
今回のテーマは「体質を知るってどういうこと?」です。
漢方では「人によって体のタイプが違う」という考え方が基本です。
つまり、同じ症状でも、その人の体質によって使う漢方が変わるんです。
たとえば…
・冷えやすくて、手足がいつも冷たい人。
・汗をかきやすくて、体に熱がこもりやすい人。
・ストレスでお腹が痛くなる人。
全部ちがう体質ですよね。
自分の体質を知ると、
・どんな食べ物が合うか
・どんな運動をすれば調子がよくなるか
も分かってきます。
体質チェックはネットでもできるし、漢方薬局でも相談できます。
「熱がこもりやすいタイプ」は、夏はちょっと苦手な方が多いですね。
また漢方では、体の中には「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3つのものが流れていると考えます。
これらがバランスよく流れていると、健康で元気に過ごせるってわけです。
それでは、それぞれがどういうものか説明しますね。
まず「気(き)」は、目に見えないエネルギーのこと。
元気の「気」って言いますよね。
食べたものや呼吸から得られて、体を動かすパワーになります。
次に「血(けつ)」は、血液のような栄養のこと。
体のすみずみに栄養を届けてくれるから、貧血気味の人は「血」が足りてないかもしれません。
最後に「水(すい)」は、体の中の水分。
汗や涙、関節を動かすための潤いも含まれていて、これが不足すると乾燥やむくみに。
この3つのバランスがくずれると、体調不良につながります。
たとえば、「気」が足りないと疲れやすくなるし、「水」が多すぎるとむくみやすくなる。
運動で「気」を巡らせたり、食事で「血」を補ったり、ちゃんと水分をとって「水」のバランスを取ったり…
全部、日常生活とつながってるんです!

漢方では「五臓」という5つの大切な臓(ぞう)=内臓の働きのまとまりがあります。
この5つは、肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)。
でもこれは、学校で習う肝臓とか心臓とはちょっと違い、もう少し「心と体のバランス」を表すイメージなんです。
ざっくり紹介すると…
肝(かん)はストレスのコントロールや、血の流れをよくする役目。
怒りっぽい時は肝が疲れてるかも。
心(しん)は心臓+メンタル。
ドキドキ、不安感がある時はここを整えるとよいです。
脾(ひ)は消化吸収、エネルギーの源。
甘いもの食べすぎで疲れる人は要注意。
肺(はい)は呼吸や肌、免疫と関係あります。
風邪をひきやすい人は肺が弱りやすい。
腎(じん)
は体の成長や老化、冷え、体力に関係。
成長期の中学生や高校生にもとっても大切!
つまり五臓は、「心・体・気持ち」全部に影響します。
毎日の生活や運動でも、これを意識するだけで整いやすくなりますよ。

次回は、「季節と漢方の関係」についてお話しします!
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